サイト内検索


  • ウェブ全体から検索
    ココログ全体から検索
    中南米と山とミステリー内検索
2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ

« 東野圭吾「真夏の方程式」(文芸春秋) | トップページ | 映画「闇の列車、光の旅」(2009年、米・メキシコ) »

2011年6月27日 (月)

薬丸岳「悪党」(角川書店)

評価4。

 高校生だった姉を殺害された男性が、その事件を引きずったまま生き続ける。探偵としてさまざまな犯罪被害者家族や加害者と出会いながら、姉を殺した男たちを捜し続ける。

 江戸川乱歩賞の「天使のナイフ」以来、「闇の底」「虚夢」と読み続けている注目の作家だが、評価が5でなく4だったのは初めて。
 犯罪被害者遺族の主人公の物語がベースにありながら、主人公が探偵としてかかわっていく別の被害者遺族、加害者らの短編から構成されているため、主人公の物語への引き付けが弱く感じられた。
 でも 「笑えるようにならなきゃいけないんだぞ」という主人公の父親の言葉を体現するかのような最後の場面は泣けた。

 薬丸岳の作品はずっと犯罪被害者を大切にしている。今後も期待しているが、ただ、主要登場人物全員が少年犯罪経験者だったり、犯罪被害者(家族)だったり、というあり得ない設定はもうちょっと抑えた方がいいと思う。

« 東野圭吾「真夏の方程式」(文芸春秋) | トップページ | 映画「闇の列車、光の旅」(2009年、米・メキシコ) »

ミステリーが好き」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/576624/52055753

この記事へのトラックバック一覧です: 薬丸岳「悪党」(角川書店):

« 東野圭吾「真夏の方程式」(文芸春秋) | トップページ | 映画「闇の列車、光の旅」(2009年、米・メキシコ) »