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2011年8月 2日 (火)

映画「チェ 28歳の革命」「チェ 39歳別れの手紙」

評価3。スティーブン・ソダーバーグ監督。ベニチオ・デル・トロ主演。2008年

 1959年のキューバ革命を成功に導いた英雄で、ボリビアでのゲリラ戦での最中、軍に捕まり処刑されたエルネスト・チェ・ゲバラの伝記映画。

 冒頭でフィデル・カストロが出てくるのをはじめ、初めの方で、ラウル・カストロ、カミロ・シエンフエゴス、フアン・アルメイダ、ビルマ・エスピン(後にラウルと結婚)らそうそうたるメンバーが次々と現れてきて(当たり前だが)、楽しい。フィデル、ラウル、カミロはいずれも本物に良く似ていて、特にフィデルが、ちょっとやりすぎなぐらい大げさな身ぶり手ぶりでしゃべるその話し方も、見ていて楽しい。

 そういう点はさておき、内容は今ひとつ。それは多分、チェの内面が深く描かれていないことにあるんだろうと思う。ゲリラ戦の間も後も、規律を重んじ、農民から略奪をせず、同志を思いやり、何よりも貧しい者の幸福を願う、そういう典型的なチェの人物像が皮相的に描かれているだけという印象。私はいろいろゲバラ本などを読んでいるので、新しい発見や感動もなく、ただ、生涯(の一部)をなぞっているだけという感じだった。

 この点、チェを革命家にした青年時代の旅の記録「モーターサイクル・ダイアリーズ」の方が良かった。

 とはいえ、ゲバラって名前は聞いたことはあるけど、よく知らないという人には是非見てほしいとも思う。 

 映画には出てこないが、チェが子供たちに残した手紙にこんな文言がある。

 「世界のどこかで誰かに対し何らかの不正が行われたなら、いかなる時でもそれを強く感じられるようになりなさい。それが革命家の最高の特質なのです」

 Sean siempre capaces de sentir en lo más hondo cualquier injusticia cometida contra cualquiera en cualquier parte del mundo. Es la cualidad más linda de un revolucionario.

 この言葉が私は好きです。

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