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2012年3月13日 (火)

湊かなえ「少女」(早川書房)

 評価3

 転入生の紫織から、親友の自殺を見たことがあるという話を聞いた高校生、由紀と敦子は人の死に興味を持ち、死に出会うため、由紀は小児科に読み聞かせのボランティアに行き、敦子は体育の補習で老人ホームのボランティアをする。

 小児科で由紀が出会った少年と、痴呆になって由紀に体罰を与え続けた由紀の祖母の人生が老人ホームで交錯する。

 以下、ネタバレあり。

 祖母の命を助けた男性、男性を痴漢に仕立て上げた女子高生、自殺したその親友、由紀の小説を盗作した教師、少年の父親、少年の父親を捜す由紀に下着を洗わせる男、男の娘…

 こういった人間関係が最後の最後でどっと押し寄せてきて、冒頭の「遺書」を書いたのが誰なのか、最後に分かってくるのはある意味おもしろい。非現実的なまでにできすぎているストーリーづくりは湊かなえらしいとも言える。

 「因果応報、地獄に堕ちろ」という言葉が何度も出てくるのだが、これが、登場人物たちのそれぞれの人生に当てはまってくる。

 湊かなえ作品にありがちですが、今回も、主役たちは、心底、共感できる登場人物ではありません。いい子たちだなと思わせる部分もありますが、結局最後は…。まあ、湊かなえを読む人たちはそういうことを期待していないと思いますが。

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