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2012年5月12日 (土)

佐々木譲「地層捜査」(文芸春秋)

評価4

 時効廃止を受けて、15年前に四谷・荒木町で老女が殺害された事件の捜査が再開された。水戸部刑事と元刑事の加納が捜査に当たる。

 現場はかつて置き屋や料亭が並んでいた花街。老女もまた芸妓から置き屋の主になった女だった。

 芸妓(老女)と若い芸妓との確執。若い芸妓の失踪。老女のだんなとなった会社社長。若い芸妓と恋仲にあった料理人…。水戸部は数十年前までさかのぼって土地の雰囲気や歴史をつかんでいく。

 そして加納は埋もれていた別の事件を掘り起こし、水戸部は地道な捜査とひらめきで老女殺害事件の真相に迫る。

 再捜査を前に捜査書類を破り取ったのは誰なのか。その行為に秘められた思いとは。

 派手さはないが、真相に近づく過程をじっくり読ませる良質な本格派ミステリーだと思う。ラストが心地よい余韻を残す。

 街並みや地形の詳細な描写がわかりずらいが、それは理解できなくても楽しめる。ただ、真剣に読むなら年表でもつくりながら読んだ方がさらにおもしろいかも。

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