サイト内検索


  • ウェブ全体から検索
    ココログ全体から検索
    中南米と山とミステリー内検索
2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ

« 東野圭吾「ナミヤ雑貨店の奇跡」(角川書店) | トップページ | 三上延「ビブリア古書堂の事件手帖」(メディアワークス文庫) »

2012年7月23日 (月)

薬丸岳「死命」(文芸春秋)

評価4

 榊信一は性交渉のたびに相手の女を殺したくなる。自らも首を絞められた経験のある元恋人、澄乃は最近、夫と別れ、信一と再会した。しかし、そのころ信一はがんで余命いくばくもないことを知らされ、自らの使命として女性を次々と殺し始めた。

 信一と澄乃は小学生のとき1年だけ同級生だったが、信一はそのころの記憶をなくしていた。澄乃は、当時の信一とのある出来事が、今も信一を苦しめていると感じている。

 一方、警視庁捜査1課の蒼井もまた、がんで余命わずかと宣告されながらも、亡くした妻への思いから、信一を追いつめていく。

 以下、ネタバレあり。

 犯罪被害者の思いを大切にする作品を書いてきた薬丸岳だが、今回も、罪を重ねる信一の心の闇には、父母から受けた過去の虐待がある。

 ただ、苦しんできた信一の気持ちがあまり深く描かれず、また、次々と殺されていく女性たちやその家族の側があまり描かれていないため、薬丸作品にしては深みに欠ける。

 おもしろいのは間違いないのだが。

« 東野圭吾「ナミヤ雑貨店の奇跡」(角川書店) | トップページ | 三上延「ビブリア古書堂の事件手帖」(メディアワークス文庫) »

ミステリーが好き」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/576624/55263274

この記事へのトラックバック一覧です: 薬丸岳「死命」(文芸春秋):

» 「死命」薬丸岳 [粋な提案]
榊信一は大学時代に同郷の恋人を絞め殺しかけ、自分の中に眠る、すべての女に向けられた殺人願望に気づく。ある日、自分が病に冒され余命僅かと知り、欲望に忠実に生きることを決意する。それは連続殺人の始まりだった。榊の元恋人だけが榊の過去の秘密を知るなか、事件を追う刑事、蒼井凌にも病が襲いかかり、死へのカウントダウンが鳴り響く。そして事件は予想もしない方向へ―衝撃の展開、感涙の結末。 欲望に忠実に従...... [続きを読む]

« 東野圭吾「ナミヤ雑貨店の奇跡」(角川書店) | トップページ | 三上延「ビブリア古書堂の事件手帖」(メディアワークス文庫) »