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2012年8月 5日 (日)

三上延「ビブリア古書堂の事件手帖」(メディアワークス文庫)

評価4

 「古い本には中身だけではなく、本そのものにも物語がある」―

 人見知りが激しい一方で、本の知識は豊富で、本の話になったときだけ冗舌になる古書店の女性店主、栞子は、さまざまな古本の所有者やかつての所有者、その本に関わった人の人生や生活を言い当ててしまう。

 栞子さんが萌えテースト満載、な気がする。そういう設定にする必要があるのか、作者の好みなのか…。

 こういうのをライトノベルというらしい。その一つの特徴は表紙がアニメ風の漫画なのだとか。

 栞子の謎解きは周囲の人を幸せにしていく。一方で、少しずつ心を開いていく栞子と大輔との関係もほのぼのとしていて心地よい。

 なかなか楽しめました。続編もぜひ読もうと思う。

 以下、ネタバレ注意。

 大輔は祖母の残した漱石全集を栞子に鑑定してもらうが、栞子は入院中のベッドに座ったまま、大輔の話と全集を見ただけで、大輔の出生の秘密にたどり着いてしまう。大輔は栞子に頼まれて栞子の古書店で働くことになる。

 古書店に出入りする古書の転売業者がなぜそれほどの価値もない本を盗まれたのか。

 店を訪れた男性はなぜ、長年読み親しんできた本を売ってしまおうとしているのか。

 クライマックスは、栞子が代々受け継ぐ、数百万円の価値がある太宰治の「晩年」の初版本をどうしても入手しようとする男との対決。男がこの本にこだわる理由には、大輔の出生の秘密もからんでいた。

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