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2013年2月19日 (火)

池井戸潤「下町ロケット」(小学館)

評価4

 直木賞受賞作。

 大企業に負けない技術力を持つ下町の中小企業が、世界最先端の技術とプライドを武器に大企業と宇宙に挑む。クライマックスは感動的。おもしろいのは間違いない。

 残念なのは、危機が訪れるが救世主的存在が現れて救われるというような単純な図式から抜け出せていないこと。いい人と悪い人がはっきり別れていて、あまりにも単純。だからこそ、わかりやすくて痛快だが、深みが今ひとつ。

 以下、ネタバレあり。

 佃航平は宇宙科学開発機構の研究者だったが7年前、ロケット打ち上げ失敗の責任をとって機構をやめ、東京都大田区にある実家の佃製作所を継いだ。

 大手取引先から取引の停止を宣告され、別の企業からは特許侵害で訴訟を起こされたが、ロケット開発を重視する大企業、帝国重工が特許をとろうとしたエンジンのバルブシステムの特許を、佃製作所がすでに取得していたことから帝国重工が接近してくる。

 佃は特許の売却を断り、さらには特許使用契約も断って、自社の製品として納入することを申し出る。社内からは、リスクの少ない特許使用契約で利益を得るべきだとの声も上がるが、佃は夢を追う。やがて帝国重工の嫌がらせにも近いテストにさらされた社員は「佃プライド」の下、一つになっていく。

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