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2013年11月20日 (水)

薬丸岳「友罪」(集英社)

評価4

 少年時代に重い罪を犯し、名前を変えて社会復帰した男。
 居場所はあるのか。生きる意味はあるのか。生きていていいのか。
 消せない過去と罪を償うことの難しさに苦しむ登場人物たちに思いをいたした薬丸岳らしい秀作。

 以下、ネタバレあり。

 中2のとき、いじめられていた同級生が自殺したことに悩み続ける益田。ジャーナリストになる夢を捨てられないでいる。やはり、中2で、子ども2人を殺すという「黒蛇神事件」を起こし、医療少年院を出所している同年齢の鈴木。2人は埼玉県の工場で働く同僚になった。そこでは、かつて恋人にAV出演を強要された美代子が働いていた。
 鈴木は半年ほど前、出所後の彼の生活を支えるサポートチームの監視を逃れていた。
 医療少年院で鈴木を指導し、鈴木に「先生」と慕われる精神科医の弥生に鈴木から連絡が入る。弥生は鈴木の勤め先を突き止め、益田に、鈴木の様子を連絡してくれるように頼む。
 益田は、鈴木に「親友」として慕われるようになり、工場でのけがの際には鈴木の適切な判断に助けられる。
 益田は、偶然が重なり、鈴木が黒蛇神事件の犯人ではないかとの疑いを抱く。大学の先輩のつてを頼った調査で犯人であることを確認する。週刊誌の編集者である先輩は、記事を書かせる。
 益田は、記事が出版されれば鈴木は自殺すると考え、出版しないよう先輩に頼むが、出版されてしまう。
 鈴木は行方をくらました。
 「もう友達を死なせたくない」。益田は、自殺した同級生の母親に自殺の真相を打ち明けた上、鈴木に向けた手紙を雑誌で発表し、生き続けるよう呼び掛ける。

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