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2013年11月 3日 (日)

奥田英朗「沈黙の町で」(朝日新聞出版社)

評価3

 中学2年の名倉祐一が部室棟の屋根から転落し、死亡しているのが見つかった。屋根には生徒たちがよく上っていたといい、複数の足跡が。自殺か、事故か、殺人か。
 まもなく名倉がイジメを受けていたことが判明。同じテニス部の2人が逮捕され、2人が補導された。
 いじめた生徒たち、その親、被害生徒の母、同級生、刑事、検事、教師、新聞記者。それぞれの思い、さまざまな視点から物語は名倉の死をめぐる真相に近づいていく。

 さんざん引っ張っておいて、結末で明かされる死の真相はいたって単純。がっかりするほど意外性はない。むしろ、関係者の心の動きなどを追うことがこの本を読む楽しみである。
 真相は読者には明かされるが、関係する生徒たちがそれを周囲に明かすのか、親たちはどうなるのか、刑事処分はどうなるのか、などは宙ぶらりんのままで終わる。

 ちょっとしたおふざけのつもりが人の死を招き、周囲の人や自分をもどん底に追い込んでいくいじめ。そういったものがよく描かれていると思う。今時の中学生に読ませたい書。

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