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2013年12月 8日 (日)

東野圭吾「夢幻花」(PHP研究所)

評価4

 それが放っておけば消えてなくなるものなら、そのままにしておけばいい。でもそうならないのなら、誰かが引き受けるしかない-

 50年前の通り魔事件、十数年前の短い初恋、バンドメンバーの自殺、一人暮らしの老人の殺害事件…。全てが黄色いアサガオでつながっていた。二つの家族は黄色いアサガオをめぐって重い十字架を負っていた。
 若い主人公2人が事件を通じて自分の進む道に「再挑戦」するラストがちょっと感動的。

 以下、ネタバレあり。

 独り暮らしで花を育てていた老人、秋山周治が殺害されているのを、孫娘の梨乃が見つけた。梨乃は庭から黄色い花がなくなっていることに気づく。見たこともなく、祖父も名前を教えてくれなかった花をブログに載せると、警察庁に勤める蒲生要介が接近してくる。その弟の蒼太と知り合った梨乃は蒼太とともに事件の真相を追う。蒼太の初恋の女性孝美の姿が見え隠れし、50年前に起きた通り魔事件に行き着く。かつて秋山に息子を万引の疑いから救ってもらった所轄の刑事・早瀬らも真相に迫っていく。
 秋山のかつての同僚、日野が、秋山と黄色いアサガオを研究し、殺害されているのを見つけた後で、それを持ち出したことを認める。
 一方、蒼太は通り魔事件の新聞記事に母親の名前を見つける。
 秋山の事件の前に自殺した梨乃のいとこの関係者が捜査線上に浮かぶ。黄色いアサガオの種の持つ幻覚作用が動機に深くかかわっていた。
 要介は蒼太に真相を明かす。蒼太の家に3代にわたって伝えられてきた秘密。そしてその秘密には孝美の一家も関わっていた。二つの家族は黄色いアサガオをめぐって重い義務を負っていた。
 事件は解決。大学院まで進んで原子力を学んだが原発事故の影響で希望を失いかけていた蒼太と、オリンピックを目指していたが突然泳げなくなっていた梨乃は、自分のやらなければならないことに気づく。  

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