サイト内検索


  • ウェブ全体から検索
    ココログ全体から検索
    中南米と山とミステリー内検索
2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ

« 映画「シティ・オブ・メン」(ブラジル) | トップページ | 宮部みゆき「ペテロの葬列」(集英社) »

2014年3月13日 (木)

薬丸岳「その鏡は嘘をつく」(講談社)

評価3

 「刑事のまなざし」の夏目刑事シリーズ第2弾。
 罪を犯してしまう人間とそれを取り巻く人々を描く、これまた薬丸岳らしい作品。
 はじめの方で夏目の捜査がとんとん拍子に進んでいくことにご都合主義も感じられたが、全体としておもしろかった。
 ただ、殺害される須賀の人間性については、こんなやついるのか、という違和感も残り、「作りすぎ」の感も。

 以下、ネタバレあり。

 痴漢の容疑をかけられたものの不起訴になった医師、須賀が、鏡に囲まれた別宅で遺体で見つかった。自殺したと見られたが、彼を取り調べた志藤検事は他殺を疑い、警察に捜査を指示する。その頃、東池袋署の夏目刑事は、青年が数人に男に暴行されているとの通報について一人で調べていた。医学部受験を控えた予備校生、幹夫が失踪したとの情報も受けて、夏目は予備校生を捜す。
 痴漢の被害者、園部真理は、やはり医学部専門の同じ予備校に通っていたことがあり、そこで教師をしていた女性峰岸彩子は、容疑をかけられた医師と同じ病院で働いていた事実が判明する。
 峰岸の毛髪が須賀の別宅で見つかり、志藤検事は警察に峰岸を逮捕させるが、峰岸は須賀との関係を認める一方で、容疑を否認。一方、須賀の別宅を峰岸の教え子岡本美香が訪れていたことも判明する。また、別の教え子も自殺を図っていた。
 志藤の捜査で、峰岸が大学に裏口入学したことや、5年前に医療過誤で子どもを死なせていたことが判明する。
 峰岸は、不治の病だった母親が死ぬと、医療過誤などをネタに須賀に脅され、関係を強要されていたとして殺害を自白する。
 しかし、それが真の動機ではなかった。須賀は、峰岸の教え子らにペットを連れてこさせ、裏口入学をネタにペットに対し残虐な行為をさせていたのだ。
 警察に、峰岸が犯人だと密告したり、一方で、自分の犯行だとほのめかす手紙を実家に隠し、逃亡した幹夫の狙いはなんだったのか。
 夏目の丹念な捜査で、真相が明らかになる。

« 映画「シティ・オブ・メン」(ブラジル) | トップページ | 宮部みゆき「ペテロの葬列」(集英社) »

ミステリーが好き」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/576624/59237987

この記事へのトラックバック一覧です: 薬丸岳「その鏡は嘘をつく」(講談社):

« 映画「シティ・オブ・メン」(ブラジル) | トップページ | 宮部みゆき「ペテロの葬列」(集英社) »