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2015年3月 8日 (日)

奥田英朗「イン・ザ・プール」(文春文庫)

評価3

 ミステリーではありません。

 伊良部総合病院のかなり変わった神経科医師、伊良部のもとを訪れた患者たちの物語。5作から成る連作短編集。

 心身症や被害妄想、自意識過剰、携帯電話依存症、確認行為の習慣化(このケースは、たばこの火の始末が気になって仕方がない男性)などを患った男女が、頼りにならなそうな伊良部(あるいは看護士マユミ)と対話し、ともに行動し、振り回されていくうちに癒されていくという過程をユーモラスに描く。

 奥田英朗の作品はもっとシリアスなものが好きで、ユーモアタッチのこういう作品は敬遠していた。案の定というべきか、私好みの作品ではなかったが、心の病気にどのように対処すべきか、という観点からは興味深かった。ストレス社会の現代に生きる人なら登場人物のいずれかに多少なりとも共感する部分があるのではないか。

 他の奥田作品や優れたミステリーに比べると、おもしろくなかったが、それでもすらすらと気楽に読めて時のたつのを忘れるぐらいには楽しめる。

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