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2015年5月 9日 (土)

嶋中潤「代理処罰」(光文社)

評価3

 日本ミステリー文学大賞新人賞受賞。

 主人公の視点で物語が進んでいるところで急に客観的な描写が入ったり、論理の展開がわかりにくい部分があったりで、文章としてこなれていない印象。ときどきとまってしまった。
 どうしてこの場面でこう思うのか、こういう発言をするのか、逆に、どうしてこう考えないのか、こう言わないのか。普通に考えそうな展開を裏切られていらいらする場面も多々あった。
 また、タイトルの「代理処罰」もちょっと本質からずれているのではないかと思う。
 ブラジルが舞台だったので手に取ったが、ぜひまたこの作家の本を読みたいかといえばそうでもないというのが正直なところ。

 それでも全体としては楽しめます。ブラジルの日系人をめぐる歴史や風景などが織り込まれているのも個人的には好感。

 以下、ネタバレあり。

 岡田の日系ブラジル人の妻はかつて交通事故で人を死なせたとして、翌日にブラジルに帰国してしまった。

 岡田は子供2人を実家の母に預かってもらい生活していた。週末に実家を訪ねたが長女の高校生悠子が朝になっても帰らない。翌日、「娘は預かった」との電話がかかり、メールで身代金の要求があった。身代金は悠子の母、つまりエレナに持たせるよう指示もあった。

 岡田はエレナを連れ戻すためブラジルに飛ぶ。見つけ出したエレナは一晩考える時間をくれと言う。翌朝、エレナが男女2人組に拉致され、刺される。病院で岡田は、エレナが前の結婚で産んだ20代の息子と出会う。

 エレナは刺されたため帰国できず、岡田は1人で帰国。身代金の受け渡し場所にはエレナに似た女性警官が起用された。その受け渡し場所に女が現れた。その女は…

 そして警察の捜査で、そもそもの発端の交通事故やエレナ襲撃の真相が明らかになる。

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