サイト内検索


  • ウェブ全体から検索
    ココログ全体から検索
    中南米と山とミステリー内検索
2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ

« 嵐よういち「ブラジル 裏の歩き方」(彩図社) | トップページ | アルベルト・フジモリ「大統領への道 アルベルト・フジモリ回想録」(中央公論新社) »

2015年7月18日 (土)

奥田英朗「ナオミとカナコ」(幻冬舎)

評価3

 奥田英朗の作品とは思えないほど凡庸な作品でがっかり。

 犯行計画があまりにずさんで「これは大丈夫なの? この点はどうなるの?」と心配していたら、案の定…
 「想定外」というにはあまりにも思慮が足りない計画で、ばれるのが当たり前。
 もちろん、犯罪のトリックなどとは無関係に、二人の主人公の友情や成長・変化の物語としては好感が持てた。
 読みやすくてとまらなくなるし、特に最後はハラハラするし、そういう意味では楽しめます。

 以下、ネタバレ注意。

 直美はデパートの外商部員。加奈子は大学生時代からの親友で銀行員の夫と結婚して以来、専業主婦だ。直美は加奈子から、夫から頻繁に暴力を受けていると知らされる。その翌日、直美は商談会で300万円の高級腕時計を盗まれてしまう。  
 直美は時計を盗んだ中国人の女、李朱美のところに返却を求めに行くが、その際、加奈子の夫達郎とよく似た中国人従業員、林に出会う。時計の問題は解決するが、それをきっかけに李と直美は親しくなる。
 加奈子への暴力は続き、直美は達郎の「排除」を考える。そんなとき、直美は顧客の未亡人に認知症の疑いがあることに気づく。直美は顧客を銀行員の達郎に紹介。口座をつくらせる。
 直美は、顧客の金を達郎が横領したことにし、達郎のパスポートを使って林を中国に帰国させ、達郎が中国に逃亡したように見せかける計画を考えつく。
 直美と加奈子は達郎を殺害、山中に埋める。達郎の実家は興信所を使って調査を始める。
 達郎の同僚も、銀行員の横領にしては手口がずさんだと指摘。疑問を抱く。
 自宅の防犯カメラには達郎が外出した姿が写っておらず、達郎の妹陽子は疑念を深める。
 加奈子は李朱美の会社で働くことになるが、中国に帰国した林が東京に戻っているのを見つける。興信所にもその存在を知られてしまう。
 そんなとき加奈子が妊娠していることがわかる。
 陽子と興信所の調査結果は警察に伝わり、加奈子は任意同行を求められる。李朱美の手配した弁護士のおかげで解放されるが、加奈子と直美は上海への逃走を決意する。
 加奈子の家の前には陽子が張っており、加奈子らを追跡する。加奈子と直美は逃げ切れるのか…

« 嵐よういち「ブラジル 裏の歩き方」(彩図社) | トップページ | アルベルト・フジモリ「大統領への道 アルベルト・フジモリ回想録」(中央公論新社) »

ミステリーが好き」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/576624/61849291

この記事へのトラックバック一覧です: 奥田英朗「ナオミとカナコ」(幻冬舎):

« 嵐よういち「ブラジル 裏の歩き方」(彩図社) | トップページ | アルベルト・フジモリ「大統領への道 アルベルト・フジモリ回想録」(中央公論新社) »