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2016年1月22日 (金)

佐々木譲「砂の街路図」(小学館)

評価3

 20年前に失踪し、水死した父について調べるため、父が学生時代を過ごした町を尋ねる主人公。図書館や書物、関係者からの聞き取りによって地道に真相に近づいていく堅実なストーリーは、派手さはないが私好みだった。
 冒頭に物語の舞台である架空の町、運河町の地図が掲載されており、主人公と共に町を歩く気分を楽しめるが、事件の真相にたどり着くにあたって諸施設の位置関係などはあまり関係ない。

 以下、ネタバレ注意。

 母を最近亡くした岩崎俊也は、自分が12歳のときに突然家を出て北海道の運河町の運河で溺死体で発見された父の真相を調べに運河町に向かう。
 20年前にここで死んだ父はかつてこの町の法科大学の学生で、漕艇部に所属していた。
 当時(1969年)漕艇部は日本選手権で優勝するほどの実力があったという。
 しかし、翌年には顧問とコーチが代わり、部員が激減。父もやめていた。
 俊也は疑問を抱く。

 俊也は図書館で過去の新聞を調べたり、父が最後に飲んでいた酒場を訪ねたりする。酒場の主人、佐久間は大学で父の同期で、やはり同期だった佐久間の妻、美加が自殺したことを受けて、父が20年前に葬式に来たのだと明かす。美加もやはり漕艇部に所属していた。

 美加はなぜ自殺したのか。父はどう関わっているのか。俊也は関係者をたどり、漕艇部で起きた事件、そして学生運動がらみに別のえん罪事件にたどり着き、父の懊悩を知る。

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