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2016年6月

2016年6月18日 (土)

長岡弘樹「教場2」(小学館)

評価3
 警察学校の教官、風間公親シリーズ第2弾。学生の罪や小さな嘘を隻眼の元刑事、風間が見抜く。

①創傷
 桐沢はもともと医師だったが警察官に転職。警察学校で風間教場に入った。
 同期の南原に見覚えがあった。その腕には傷があり、かつてその傷を医師として診たのが桐沢だった。
 警察学校での傷についての授業から、桐沢は南原の正体に気づく。

②心眼
 学校で備品の盗難が続いていた。盗まれたのはパソコンのマウスや、野球のミット、木琴をたたくマレット。取るに足りないものばかりだが、盗まれた品々には共通点があった。

③罰則
 津木田はプールでの救助訓練の指導教官、貞方を恐れていた。自分のミスで班ごと罰則を科された際、貞方は小さな報復に出る。

敬慕
 菱沼羽津希はアナウンサーも志望したほど容姿に自信を持っている。今回も広告塔としてテレビに出たが、引き立て役の同期生の方が輝いていた。同期生の目に映っていたものとは。

机上
 仁志川鴻は将来、刑事課強行犯係での勤務を希望。風間に提案した殺人事件の捜査の模擬実習が実施に移される。実習で風間が求めた解答とは。

⑥奉職
 警察学校時代の成績は、今後もずっとついて回る。美浦亮真は、同期の桐沢と総代争いをしていたが、人を殴ったりできない弱さを抱えていた。最後に風間が美浦にかける言葉が感動的な一編。


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